間に合わせはダメ。
■締付け工具が適切でなければ、「ねじ」は働きません。
「ねじ」には、十字とか六角とか締付けるために都合のよい形が付いていて、必ず、これにピッタリ合う工具があります。「ねじ」は、ピッタリの工具を選んで締付けて下さい。
■十字のねじ回しは、ピッタリのものを使ってください。
「ねじ」に十字穴の形は、小さいものから大きなものまで5種類もあります。ねじ回しも同じように5種類あります。ねじ回しは、大が小を兼ねることはありませんが、小は無理すれば大を兼ねることが出来ます。しかし、ピッタリのねじ回しで締めないと、「ねじ」の十字穴が崩れて、緩めることができなくなります。また、締付けているとき、ねじ回しが外れて、怪我をすることがあります。
■ペンチやプライヤで締めないで下さい。
ペンチやプライヤでも「ねじ」は締めることができます。でも、これをやると締付けが不十分で、ねじ緩みが起きます。また、ペンチなどで挟んだところが滑って外れると、手を怪我することがあります。
■レンチの口が開いたものは、使わないで下さい。
レンチは長い間使うと、摩擦して口が開いてきます。締付けているときボルトやナットからレンチが外れると、反動で怪我をします。また、レンチは、大が小を兼ねることができるものがあります。滑って外れると危険です。しないで下さい。
■モンキレンチの下あごにガタがあるもので締めないで下さい。
やはり、滑って外れやすく危険です。使わないで下さい。
■ピッタリの工具が見つからないとき、手近なもので間に合わせないで下さい。
お手数ですが、ピッタリの工具を見つけて下さい。身近な何かで間に合っても、「ねじ」はしっかり締まらないと役に立ちません。不完全な締付けしかしてないのに、締めた気になるのが、いちばん危険です。 |
|